今年も暮れが近づいてきました。明日はもうクリスマスイヴ。皆さんがホリデームードになる前に、今年の1位を発表したいと思います。 1位はダグノー・シレックス2000年です!!! このワインを選んだ理由は単純にこのワインが美味しかったからというだけで…
2019年のランキング2位は、オキピンティ/グロッテ・アルテ2006年です。 このワインは月次のワイン会で出したワインですが、開けた瞬間から「特別」なのが分かりました。素晴らしい熟成したバローロ のような威厳さを感じたからです。オキピンティ…
今年もやっぱりナカザワヴィンヤード! 今年は2月にサラリーマンを辞め(いわゆる「脱サラ」)、ワインダイニングへの道途中として多くのワイン会を企画させて頂きました。そこでワイン好きの方々の嗜好や思考を勉強させてもらったり、そして優に100本を…
レストランの工事が始まっていつ忙しくなるか分からないので、本日2投稿目行ってしまいます。 今年のナンバー4は、ドメーヌ・フーリエ、ジュヴレイ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック2007年マグナムボトルです。 私、フーリエ好きで知られていま…
お久しぶりでございます。来年早々に開店予定のワインダイニングの準備で時間が取れずかなり開いてしまいましたが、このタイミングでブログを書かせて頂きたいと思います。 今年も暮れが近づいてきましたので、昨年も掲載させて頂いた独断と偏見に満ちた20…
ボツワナと南アフリカを旅して本当に色々な事を学ばせてもらいました。その学びを共有するために自分の職業であるワインと経済から一つだけ書きます。 結論から言うと、日本は本当に本当に豊かだと言う事。 普通に水が飲め、治安も良く、公共のトイレでもウ…
今日、インスタグラムのDMで「まれさんは珍しい人ですね。高級ワインもナチュールも何の隔てもなく飲んでしまう。」というコメントを頂きました。はい、私にとって最高の褒め言葉です。本当にありがとうございます。 そうなんです。何度も言いますが、高級ワ…
一昨日ワイン会も終わり、やっと一息。昨日はゆっくりしながら、色々将来の計画について考えを巡らせておりました。 レストランを考える上で当然サービスは要。サービスについてはずっと色々考えていたのですが、そのサービスとお金とのことについて思うとこ…
ごめんなさい、おじさん世代じゃないとこのタイトル分からないかも。 オリンピックチケット抽選の当落を待っている間に最近書きたかったことを書きます。 ワインは値段じゃありません。 値段に比例していることも多いです。でも、それはワインに限ったことで…
今日はワインの事ではなく、一般的な、でも家計にとっても仕事にとってもとても大切な話を元株式トレーダーの目から少し。 「投資」という言葉と「投機」という言葉があります。一般的にこの言葉を使う時は株やFXや仮想通貨などをイメージする人が多いと思い…
月例になっているまれワイン会で5月マグナム会の一部を変更してフーリエの垂直試飲を行いました。理由にはドメーヌ ・フーリエのワインは少し特殊で、セラーでエイジングさせるのが難しいワインであることは分かっていたので、上位の酒質が強いワインでどの…
朝から凄いニュースだ AIはここまできてしまったのかという印象。法学部卒の私としては司法試験合格の大変さは友達の苦労を見て知っているつもり。今だに合格率は4パーセント弱。それを予想してしまうAIはやっぱり凄い。 でも感心してばかりはいられない。…
手前味噌なタイトルですみません m^^m それでもってまず最初に書いておきたい事が。。。。。 まれワイン会、波紋が広がるというほどではありませんが、少しザワザワしているようで、たまにDMが来たりします。どうしてそんな非現実的なワインリストになるんで…
「mareのおすすめワイン」ではありますが、ときどき経済のはなしと補足もしてありますので少し経済の事を。 2月に会社を退社してからは株の取引どころか株価さえ見ておりませんが、前職はヨーロッパの銀行に勤めておりまして、自己売買取引(会社の資産を運…
タイトルの言葉をgoogleると意外とないんですね。 最近感じているのがインスタグラムの影響の大きさ。私もインスタグラムのヘビー・ユーザーなのでちょっともやもやした部分もあるのですが、、、、 世の中の、ワインのラベルも料理も建築デザインまで、あら…
このテーマの(1)では「劣化」について述べましたが、これに関しては「熟成」をまず考えてみてから再度戻っていかなければならないものなので、まずは「熟成」について考えてみましょう。 これについても食品を例にあげたいと思います。話がやや難しくなる…
mareは30年余り個人のワイン愛好家としてワインと接していましたが、今後プロフェッショナルのカヴィスト(まだ見習いみたいなものですが)としてやっていく上で、ワインの「保存、保護」というのが大きな課題です。この課題は実験や試行錯誤をしながらの…
やっと年度末がらみの色々な書類仕事から解放されて、少し時間的余裕が出てきました。月例となったワイン会以外のことはなかなか手に付かず疎かになっておりましたが、また少しづつ平常に戻して行きたいと思っております。 それにしても昨今のワインの価格の…
インスタグラムに「アンリ・ジャイエの負の遺産」と書いたら質問がきたのでそれについてちょっと。 アンリ・ジャイエは何をもたらしたか? 全て個人的見解ですのでご容赦下さい。 アンリ・ジャイエが創造したものは素晴らしいワイン達とワインの「価格の自由…
ワインを家のワインセラーで寝かせていたりすると、自分のワインが本当に大丈夫なのかどうなのか、特に大量の澱とか、それが瓶にへばり付いていたりすると「熱劣化」かとか心配になったりもします。もちろん、悪い環境下では「ダメな」澱のでかたをしますし…
3月11日にワイン会を開かせて頂きました。ワイン会主催が初回ということもありまして、参加者の皆様に少しでも美味しくワインを飲んで頂きたいという思いから、ビオカレンダーを見ると3月11日が好日。東日本大震災の日ではありましたが、その日に開かせて頂…
ワイン会当日の出来事。ワイン会とは別に試飲としてポール・ペルノ レ・ピュセル 2009年を昼3時に開けてみた。しっかりとした(少しだけ厚ぼったい)作りのペルノーお爺ちゃんのワインが10年でどう変化したか観察しようと思ったのと、2週前に開けた…
ワインの好きなmareですが(今さら)、「mare」の意味をお伝えしておこうと思います。 先日インスタにも少し書きましたが、「母」、「海」、「稀」。 ブルゴーニュ・ワインのBonnes Mares(現代ではMereが母ですが、昔この畑の名前は「良き母」という意味を…
古酒ワインの魅力。科学的な表現はなかなか得意ではないので直感的、情緒的に書きます(汗)。端的に表現すると、それは複雑で官能的な香り、そして全ての要素が溶け合った滑らかさ、艶やかさだと思っています。 古酒の香り。実は分解してしまうと色々なネガ…
昨日久しぶりにブログを書こうと思って考えていたら、色々なことを思いついたのでまとめ書き 昨日のブログの前に「古酒 vol.1」の続きについて考えを巡らせていたのですが、そもそもその前に今回のテーマを書いておかねば、と今日はペンを滑らせております(…
最近日本のワインシーンを見ていてファッションの偏りを感じています。情報の偏りが顕著に見られ、例えば私のブログもほんの少しぐらいそれに影響してしまったかもしれませんが、最近のダニエル・サージュの人気ぶりには言葉がありません。販売する側は、オ…
お店の「信用」って誰でも大事なのは分かっているし、当の本人も分かっているのだと思いますが、これほど壊れやすいものもなく、これほと強いものもないとmareは思っています。 ワインが一般に受け入れられレストランの前面に出てくる中、ワインがそしてソム…
美味しいワインを探す時、気を付けていることがあります。それは出来るだけ自分へ負荷を掛けること。なんでも「良いから〜」っていって買わないようにしています。そんなことをしていると、みんなDRCやラトゥールに行き着いて破産してしまいます。私のワイン…
日本ではマグナムボトルはとても.......人気がない。ショップでも人気がなければ、オークションでも人気がない。理由はたぶん2点。欧米と比べ、もともとマグナムボトルを消費するようなサイズのパーティー文化がなかったこと、家が比較的狭い日本で大きなボ…
アロケーション…… 聞きなれない言葉かも知れませんね。ワインを仕事にしている人はよくご存知だと思いますが、一般消費者にはあまり馴染みがないです。 私も最近までは数十年一般消費者をさせて頂いておりました。普通にお酒屋さんや楽天で買ったり、前のブ…