2019年の締めくくりとして、今年のワインTOP5 - ランキング 4 / The most memorable TOP 5 wines in 2019 - Ranking 4
レストランの工事が始まっていつ忙しくなるか分からないので、本日2投稿目行ってしまいます。
今年のナンバー4は、ドメーヌ・フーリエ、ジュヴレイ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック2007年マグナムボトルです。
私、フーリエ好きで知られていますが、特にクロサンジャックが好きです。フーリエはそもそも造りが個性的で官能的な雰囲気が強いので、果実感が強くややフェミニンにもなりがちなグリオット・シャンベルタンはときどきあまりに「いやらしい」感じになります。球体を超えて、だらしなくなると言うか、、、、、 その点CSJ(クロサンジャックのこと)はそもそもが強さ、たくましさを兼ね備えているテロワールなので、フーリエの甘美的な造りによって、しなやかで強靭な女性の姿を思わせるようなワインになります。画家の藤田嗣治がときどき非常に筋肉質の裸婦の絵を描いていましたがそんな印象です。
まずワインを開けた時の香りがとても印象的。熟成したフーリエは徐々にこの香りが減退していきますが、そこはマグナムボトル!甘美な香り(個人的にフーリエ香と呼んでいるもの)が漂います。そして、このボトルは本当に状態も良く、シルキーでシームレスなテキスチャーの上に、ラズベリー、チェリー、クランベリーなどの赤い果実が溢れんばかり。個人的に昔から2007年のCSJがとても好きなワインでしたが、このボトルを飲んでまた惚れ直しました :)
余談ですが、じゃあ私が筋肉質の女性が好きかどうかというと、、、それはまた別の話です。。
フーリエ、今後も追っかけて行くかと言うと価格的にちょっと厳しいですね。それはどのブルゴーニュもそうですけど。あるものを飲んで余生を過ごそうと思います。
mare