mareのおすすめワイン

インスタグラム mare.wine が綴るワインと時々経済のはなし

ワイン 個性 楽しみ方

今日、インスタグラムのDMで「まれさんは珍しい人ですね。高級ワインもナチュールも何の隔てもなく飲んでしまう。」というコメントを頂きました。はい、私にとって最高の褒め言葉です。本当にありがとうございます。

 

そうなんです。何度も言いますが、高級ワインだ、ウマ安ワインだ、ナチュールワインだ、クラッシックだ、ニューワールドだ、そんな小さな枠に収まりたくないんです。真面目に造られたワインか?いい加減に利益目的だけで造られたワインか?好きなワインか?好きじゃないワインか?そんな枠ぐらいでいいんじゃないですか?「縛られるのは」?

 

ワインになるとなんでそんなに小難しくなるんでしょう?たぶん、多くの人がワインを未だ遠い存在にしているからだと思っています。実はカジュアルさを前に出すナチュールも含めて。そう思う理由はこんなところです。

 

お肉。。。。ワインと同じように、安いものも、高級品も、輸入牛も、ブランド牛も、飼料をオーガニックにこだわったものも、工業的に育てられたものもあります。お肉を食べる時、「私は神戸牛の5Aランクしか食べないの。」っていう人がどれくらいいるでしょう?グルメでかつお金持ちの人でも、仙台牛、佐賀牛、伊賀牛、神戸牛、松坂牛、宮崎牛、熊本のあかうし、などなど、個性を味わって食べますよね。お金持ちの人でも5Aばかりじゃなくて、3A だって2Aだって食べますよね。お肉に対しては、それぞれの「個性」を認めて、シチュエーションに従って食べ分けたりする程、近い存在として付き合っているんですね。そう考えると、ワインは市民権を得てきたとはいえ、まだまだ遠い存在にされているように思われます。

 

今日、うちに届いたパーチナのパクナ。美味しい、美味しくないは置いておいて、とても個性的なワインですし、記念碑的なワインです。すごい糖度のブドウから最終的にはアルコール16.5度を超えるワインができてしまいました。うちのチビの生まれ年なのでそんな「個性」をワインセラーの中に入れて置きたいと思って購入しました。

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こんな濃いワイン、そんなにありませんよ。確かに、個人的には「綺麗」なワインが最近は好きなので、この手のワインが毎日食卓にのぼることはありません。でもたまに飲んでみたくなりませんか?フィレステーキが楽な歳になっても、たまにはサーロインステーキやリブロースが食べたくなるのと一緒です。

 

生きていたら色んなシチュエーションがあります。だから、ワインもその時々でいろんな個性を楽しみましょうよ。難しいことを考えないで。変に「縛られないで」!

 

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